art

ゲルハルト リヒター展

東京国立近代美術館に行ってきました

東西線 竹橋駅から徒歩5分

連休の初日のためか、当日券をもとめる人が列に並ぶ。

さすがの人気展なのだと実感。

今もっとも評価されているというこの画家。

何も知らない無知な私。取りあえず1度は見てみようと…。

リヒターの作品

入れば、会場はリヒターの世界で満ちている

多くの人が、携帯のカメラを構え、お気に入りの作品前で写真撮影

最近増えてきたカメラ撮影OK。不思議と作品と鑑賞者の距離を一気に縮めるように思える。

まず目に飛び込んできた、アブストラクトペインティングの数々に

あなたは何を想う?

そう問いかけられている気がして・・

作品と会場の熱気にすでにぼーっとなってしまった。

※アブストラクト・ペインティング・・
いわゆる抽象画。1970年代後半、ヘラを用いて引きずったり削ったりして描いた作品

私も早速写真撮影。

グレイ・ペインティング『グレイの縞模様』

枯山水を思い出した

石が水に変化し、光をまとい動き出したかのよう・・

※グレイ・ペインティング
1960年代後半 キャンパスを筆やローラーを使って灰色の絵の具を塗り込めた作品 

巨大デジタルアート『ストリップ』がドデーン!異様な存在感を放っている。

近づけば近づく程に目が回る

歪みないラインの圧倒感に脱帽。

完全に自分の想像力を超えています・・・

※ストリップ・・
2011年から始められたデジタルプリントシリーズ
アブストラクトペインティングをスキャンしたデジタル画像を縦に2等分し続け、幅0.3mm程の細い帯を作る。その帯を鏡写にコピー。横方向へ繋げてできた作品。

フォトペインティング『モーターボート』

膜を張ったような歪み

静かなのに、動き出しそう

動き出しそうなのに、すごく静か

楽しそうなのに、すごく寂しそう

油絵で表現してるとは・・。

※フォトペインティング・・
1950年代末、自由であることに疑念を抱き、写真を正確にうつしとるように写真をキャンパスに描き始める。主体的な判断を回避して描くことで、画家としてのキャリアを積んでゆく

感想

今まで現代作家や抽象画はどちらかというと苦手で、見ると疲れてしまうイメージが多かった。

リヒターの作品を見ることが出来て、もっともっといろんな作家や作品を素直に感じてみようと思えた。

見ながら色々な言葉が頭をよぎった。

みんなリヒターの作品に何を感じたのだろう。