art

仙涯のすべて

出光美術館に行ってきました

  • 出光美術館は 有楽町駅 徒歩5分
  • 帝国劇場隣接ビルにある美術館。

仙厓さんの生涯

仙厓さんは江戸時代の禅僧で、その愛嬌あふれる絵がとてもかわいくで、今回見に行くチャンスを得ました。

ほんとに簡単な略歴は・・

1750年 美濃国(現在の岐阜県) 貧しい農民の子に生まれる
11才 地元清泰寺にて得度
19才 横浜 月船禅慧の元で修行
32才 師が遷化 諸国行脚へ
39才 博多へ
40才 聖福寺 住持となる
62才 住持退任 隠棲
88才 1837年 没

仙厓さんの絵

いつも手元に置きたくなるような

可愛くて

滑稽で

含蓄がある

気分が落ちた時、

時に傲慢になったとき、

心満ちる穏やかな時も

そのユーモラスな絵と,

その画に込められた言葉が

平凡で、単調で、味気ないような私の生涯が

ありがたく

うれしく

満ち足りた一生に思えてくる

幼くして親元を離れ

厳しい修行を積み重ね

各地を旅し

趣味を楽しみ

絵を描き

多くの人に求められた仙厓さん

禅僧にはなれないが、その心に少し寄りそって生きてみたい。

私のお気に入り

1837年 仙涯最後の説法が記された作品

牡丹画賛
『うへて見よ 花のそたたぬ 里もなし 心ろからこそ 身はいやしけれ』
※歌は道歌として知られる歌

今の私にピタリ寄り添う応援歌に思えた。

意味合いは「植えてみなさい。花を咲かせない土地など、ありはしない。
その花が大きく花開くかどうかは様々な条件に左右されるでしょう。しかし、どんな形でも、牡丹の花は咲くものです。」

臆病な自分だけれでも、一歩進んでみるべし。